オーバーローンの場合の確定申告ってどうなるの?
住宅のローンを組んで購入された方は毎年確定申告をされていると思います。 確定申告とは簡単に説明すると、毎年3月に一年間で納めてきた税金(所得税)のうち納めすぎた分を回収するために行う申告の事です。 また、確定申告は社会保険や住宅ローンに関しても行う事ができます。 仮に住宅ローンに対して確定申告を行えば住宅ローン控除としてお金が返ってきます。 つまり、確定申告は国民が税金やローンの支払いで過払いがないようにするための制度であると言えます。
では、実際に住宅ローンを確定申告するとどうなるのか詳しく見ていきましょう。 先ほど住宅ローンを確定申告すれば住宅ローン控除としてお金が返ってくると説明しました。 制度の決まりとして、住宅ローン控除として返ってくるお金は残りの住宅ローンの1%と決まっています。 つまり5000万円の住宅を5000万円ローンで購入したその年に確定申告をすれば、住宅ローン控除として50万円返ってきます。 また、1年後に住宅ローンを100万円返済した場合、その年(2年目)の住宅ローン控除は4900万円の1%である49万円となります。
上記で説明したのが住宅ローンに関する確定申告と住宅ローン控除です。
次にオーバーローンをしている際の確定申告についてご説明します。 補足として、ここでいうオーバーローンは住宅購入の際に住宅の購入価格よりも余分にローンを組むこといいます。
オーバーローンの確定申告も通常の住宅ローンの確定申告と同じではありますが、もらえる金額が変わってきます。 例えば、5000万円の購入価格である住宅を6000万円のオーバーローンを組んで購入したとしましょう。 ここで抑えておいていただきたいのは、住宅ローンの確定申告でもらえる住宅ローン控除は住宅ローンの年末残高がその住宅の購入価格を超える場合には、その購入価格が計算の基礎となるということです。 つまり、たとえ5000万円の購入価格の住宅を6000万のオーバーローンを組んで購入しても、その年の確定申告では通常の住宅ローンで購入した際と同じ50万円の住宅ローン控除しかもらえません。 しかし、二年目以降からは少し特殊になります。 例えば、2年目に住宅ローンを100万円返済すると住宅ローンは5900万円です。 この年に確定申告してもらえる住宅ローン控除は購入価格の1%である50万円です。
ですので、通常の住宅ローンとオーバーローンでは価格が変わってくることになります。 しかし、これが損か得かははっきりとは言いかねます。
いかがでしたか。 通常の住宅ローンとオーバーローンも確定申告でもらえる住宅ローン控除の違いについて簡単に理解していただけたと思います。 詳しいことはお近くの不動産会社にお話を聞くことをおすすめします。 |
- 2022/05/29
- 一般・専任・専属専任媒介契約の違いとは!不動産売却を考えている方必見!
- 2022/05/27
- 不動産がなかなか売れない!売れない不動産の共通点とは?
- 2022/05/21
- 不動産売却の業者選びの3つのポイントとは?
- 2022/05/19
- はまると危険!不動産投資初心者が陥りやすい罠とは?
- 2022/05/14
- 不動産投資を成功させる!信頼できる不動産会社の選び方!
- 2022/05/11
- 株式投資と徹底比較!不動産投資のメリットを3つご紹介
- 2022/05/10
- 不動産投資を成功させたい方必読!投資物件の選び方と運用方法の注意点
- 2022/05/07
- 副業をしよう!実は手軽な大家業の始め方 4つのポイントを紹介します
- 2022/05/04
- 不動産投資・土地活用で収益を上げたい!不動産活用方法の基礎知識
- 2022/05/01
- 不動産の賃貸経営を始める方へ:アパート経営の初期費用とは?
- 2022/04/29
- 不動産の任意売却の相談先を決める際に知っておきたい3つのポイント
- 2022/04/25
- 首都圏に住むならココ!調布市が選ばれる二つの理由
- 2022/04/20
- 覚えておきたい!リースバックの3つのデメリットとは
- 2022/04/18
- 知らなかったじゃ手遅れ!?不動産投資ローンを組む前に知っておきたい2つのこと
- 2021/12/07
- 相続不動産の名義変更は必須!?具体的な方法について
- 2021/12/01
- 収益物件のローンはどの銀行がいいの?金利や条件などの特徴を徹底解説!
- 2021/11/24
- 免許番号はもう古い!?不動産売却の業者選びのポイント3選!
- 2021/11/18
- 任意売却のメリット・デメリット|オーバーローンしてしまったら
- 2021/11/10
- 本当に安全?不動産投資のイメージと実際について
- 2021/11/03
- 3分で分かる!競売の手続きと流れ|意外と知らない競売不動産