不動産の査定方法には、大きく分けて「取引事例比較法」「収益還元法」「原価法」の3種類があります。取引事例比較法では、対象不動産と似たような取引条件の不動産の価格を比較しながら、対象不動産の価格を算出します。似たような事例が見つけやすいマンションは、非常に高い精度で査定額を算出することができます。
収益還元法では、対象となる不動産から得られると予想できる収益から経費を差し引き、現在価値も考慮して不動産の価格を求めます。収益還元法には、1年間の収益を還元利回りで割る「直接還元法」、毎月の利益と売却時の価格を割戻したものを合計する「DCF法」があり、投資用不動産の査定に用いられるのが一般的です。
原価法は、対象の不動産を再建築したと仮定した原価から査定を求める方法で、主に土地付きの一戸建てで査定をする際に使用されます。
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